日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
【186】絵が夢を生んだ話
2021年2月3日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
今年の正月は静かだった。 昨年は書き初めだったが、 今年は一人静かに絵を画いた。 ナニを画くでもナク 勝手気儘の手指に任せていたら ナニやら身体が2体と白い鳥らしきものが現れた。 が、中々「ムッこれで良し」とならない。 …
【185】明けましてカッポレ!
2021年1月11日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
明けましてカッポレ! (カッポレとは何だ?と思われた方はこちら→【183】「活惚」を唄おう、踊ろう) 昨年、私一人の舞台が2本有った。 2月に豊田市美術館で「HAIKAI」、12月に名古屋能楽堂で「琵琶演奏と踊り」 …
【184】芸は盗むもの
2020年12月27日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
2020年コロナの年は人と人、人と社会の触れ合いを薄くした。 大好きな「おもちゃ」を無くしたみたい。 無くした濃密なひと時が身に滲みる。 普通にあんなにコロコロ転がっていたのに。 演る筈の舞台も消えた。 しかし私達役者の …
【183】「活惚」を唄おう、踊ろう
2020年12月18日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
私の気になる民謡(俗曲)に「かっぽれ」という曲が有る。 「かっぽれ」とは俗謡に合わせて踊る滑稽な踊り。 漢字で書くと「活惚」。 なんてステキなんだろう、「活き活きと惚れる」。 きっと目と鼻の穴をカッと満開にして惚れるのだ …
【182】私の踊りの始まり
2020年12月13日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
踊る阿呆に見る阿呆、 同じ阿呆なら踊らにゃ損々、とよく言われる。 私も阿呆なので踊るのは好きだ。 イイ音に出合うと気持ちよく踊らせてくれる。 音に操られる様に身体が動き出す。 こんな時は全然疲れない。 骨が、筋肉が、嬉し …
【181】まるで芝居のような稽古
2020年11月30日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
街のまん中ポッカリ開いた丸天井、 蒸し暑い夜の公園、もうすぐ雨が来る。 ぬるい風が吹き抜け、稲妻が雲を横に引き裂く。 遅れて音が追い掛ける。 …イイモノみたなぁ と嬉しくなる。 今日の稽古はただごとじゃない。 まるで芝居 …
【180】HAIKAI
2020年11月12日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
一枚の絵で涙を流したことがある。 フィンセント・ファン・ゴッホの絵。 画面いっぱい 緑の絵の具に搦め取られて息が止まる。 気が付いたら涙が出てた。 瑞々しい生命そのものに包まれた感じ。 そんな体験もあってか、展覧 …
【179】ケイコはウソつかない
2020年10月22日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
役者のスクッと立つ姿は美しい。 役者はその姿が欲しくてケイコする。 楽しくなければ務まらない 。 面白くなくては続かない。 やがて役者は一人立ち。 「ケイコはウソつかない」 この言葉は我々役者の身に滲みる……。
【178】コロナでオロオロ
2020年10月14日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
コロナでオロオロ。 わけの分からぬ迷路のよう。 ただオロオロするばかり。 右往左往ではなく ウロウロでもなく オロオロ。 いかんとも自分の手の及ばぬ見る事も、聞く事も叶わぬ。 オロオロオロオロ…… オロオロするしかないの …
【177】風呂上りの水浴び
2020年10月1日 日々是々 原智彦ブログ「手前味噌」
私は役者なので身体には気を使う。 若い時、腎臓を悪くし塩分ゼロの味気無い生活をした事も有り 自由に振舞える身体にあこがれた。 それで自身の身体が持つ自然治癒力に興味がわく。 自然食、ヨガ、野口体操、弓道、密教体操、断食な …