原智彦を中心に百姓の身体作法(股割り、すり足など)を大切に、音楽、映像、美術の絡み合うサイケデリック全身全霊芝居。

パンク歌舞伎「マクベス」

マクベス

2010年12月23日〜25日 @名古屋能楽堂
[原作]W.シェイクスピア [構成・演出]原 智彦 [音楽]TURTLE ISLAND

「 サクレツする音 トビチル汗 一瞬にして無重力 ほら 私のカワイイ子供達 目を覚ませ 美しく狂うマクベス夫人 ラスト二十分間の大殺陣マクベス千人斬り 真赤に染まる能楽堂 」
17 世紀初め英国においてシェイクスピア作「マクベス」上演される。同じころ日本では「歌舞伎」が産声あげる。どちらも白ぬりの顔した男達によって演じられた。客はバケモノを見る様に息つめて見つめたにちがいない……。私の芝居は「オモシロ」ければイイ。愛しい人間達の身体が心ゆくままネジれてくれればイイ。……と思っている。モンスター・マクベスと彼を自在に操る妖巫達の血ぬられたゲーム。ハゲシク。セツナク。コッケイにしてザンコク。江戸に咲いた悪の華「歌舞伎」そのもの。こんな「見世物芝居」にはパンクロックがよく似合う。パンクは真っ直ぐ。一瞬にして掴み去るスピード。朴訥と語りかける節くれ立った力強さ。そんなバンド「TURTLE ISLAND」に出会い、ついにパンク歌舞伎「マクベス」の誕生だ。舞台はもちろん能舞台。まわりをお客にぐるりと囲まれ「見世物芝居」を演るにはもってこいの場所なのだ。音・映像・ダンス・芝居、絡まるサイケデリックな舞台、特に今回は全25 曲オリジナル。しかもTURTLE ISLAND 生演奏だ。シビレルぜ。

◆スタッフ
演出/原智彦
上演台本/渡邉健・原智彦(原作:ウィリアム・シェイクスピア)
照明/古川博
映像/河本隆志・勝見大輔
美術/西島一洋・瀬戸美波
題字/西島一洋
衣装/鯉江あかね・加藤寿枝・浮田みどり・久野周一
音響/正木隆・松井信樹
宣伝美術/アマノテンガイ
カツラ/神田カツラ
制作/ハポン劇場project

◆出演
永野昌也・小早川道江・野畑幸治・鈴木大輔・久川徳明・桂元枝・末吉康治・瑞鳳澄依・安藤鮎子・田辺舞・小島万智子・浅野誠・イマプー・金城じょっちゃん和幸・しげちょい・杉崎真治・長尾武典・新美清彦・早川徹・吉住繁則・脇山康貴・A2C・youu-ji・岩田純子・大垣明日香・大西可弥子・奥村明日香・奥村めぐみ・川瀬結貴・桐なつね・笹野はな香・鈴木千章・冬眠繭・どれ子・中西桃子・美々らん・室井杏・村神くみ・山口奈穂・原智彦

◆音楽/(生演奏)
○TURTLE ISLAND/永山愛樹・竜巻太郎・竹舞・グッチ・大塚弘一朗・成瀬理絵・近藤幸男・NOB(ヤポネシア)・cazu(π)・坂井ジョージ
○大脇薫(ソプラノ)
○笹野大栄(琴)

◆主催
ハポン劇場project×TURTLE ISLAND

Photo


写真:安野亨

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