踊る阿呆に見る阿呆、 同じ阿呆なら踊らにゃ損々、とよく言われる。
私も阿呆なので踊るのは好きだ。
イイ音に出合うと気持ちよく踊らせてくれる。
音に操られる様に身体が動き出す。
こんな時は全然疲れない。
骨が、筋肉が、嬉しがってるのが分かる。
空っぽの脳が笑ってる。
…そんな気さえする。
身体の奥に眠ってた言葉以前の記憶が勝手に踊り出るって感じ。
楽しく踊るには勝手に踊ればいい。
自分の身体の向くまま、 合わせるとか揃えるとか、気にすることなく勝手にやればいい。
100人踊れば100人の姿が有り、100の振りが有る。
バラバラが面白い。 楽に面白い。 楽に出来ることが楽しさの源。
そのために私は一つだけ大切にしてることがある。
『体操』
勝手気儘自由自在に操れる自分の身体をよく知るための体操。
自分の身体を悟り知る事が私の踊りの始まりである。