昔々その昔
太陽の下で
月の下で
大地から生まれた芝居。
今再び現る。
橋の下「藪の中劇場」
・・・・・・無電力芝居。

ハラプロジェクト公演「藪の中」
構成・演出 原智彦
原作 芥川龍之介

 

場所 豊田大橋の下 千石公園
「橋の下世界音楽祭」キャンプサイト北端、矢作川ほとり

日時 2018年6月2日(土)・3日(日)
太陽の下で16時頃~  月の下で19時頃~
(天候等で変更有り。当日、ハラプロジェクトHPもしくはSNSでご確認ください)

見料 タマシイの芝居にはタマシイ(投げ銭)でキャッチボール!

出演 HAIKAI師:原 智彦
木こり:尾﨑優人/旅法師:渡辺泉/放免:今藤敦雄/媼:渡辺満代
多襄丸:マユズミヨシズミ・江渡英雄/女:磯和真帆・進智恵子/夫:藤井朋子・磯和真帆

  筑前琵琶 安井旭道 + 風音・川音・虫の音

 

 時空を越え、中世の藪の中へひとっ飛び・・・
・・・藪の中で一人の男が死んでいる。
・・・一体ナニが起こったのか。
ダレも真実は知らない。
・・・一体ナニが?
登場人物は七名。
それぞれの証言もしくは告白はどれも真実なのか・・・
・・・ひとつの死に無数の真実が有るのか・・・今は昔、昔は今。
・・・無数の生と死が、無数の真実をはき出す、無数の。

無数の仮面に埋もれた私。
・・・アンソールの画「仮面の中の自画像」の様に。

 

「橋の下」でハラプロジェクトは常に新しい試みを続けられてきた。
「草原歌舞伎」「お客様の懐中電灯芝居」一夜にして出現「幻の芝居小屋」「100人HAIKAI」など。
そして今回、生声で生音で太陽の下で月星の下で、地面にお尻を下ろし、今は昔、昔は今のひとときを味わおう。
太古より続く本当の「芝居」にぜひ立ち会っていただきたい。

今後共、私はこの橋の下で電力とは何か問い続けます。

原智彦